LinuCレベル1は「101試験」と「102試験」の2科目に合格することで認定されます。ここでは現行バージョンであるVersion 10.0の出題範囲を、分野ごとに整理して解説します。私自身がこのレベルに合格した勉強法を通して感じた「実際に出やすかった印象がある分野」も合わせて紹介します。
101試験の出題範囲
101試験はLinuxの基本操作まわりが中心です。
- Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用:インストール手順、UEFI/BIOS設定、仮想化技術、systemdのブートプロセス、プロセス管理など
- ファイル・ディレクトリの操作と管理:パーミッション管理、ファイル操作コマンド、リンク、FHS(ディレクトリ構成の標準)
- GNUとUnixのコマンド:シェル操作、テキスト処理フィルタ、リダイレクト・パイプ、正規表現、viエディタ
- リポジトリとパッケージ管理:aptコマンド・Debian系パッケージ、yumコマンド・RPM系パッケージ
- ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム:ハードウェア設定、パーティション構成、ファイルシステムの作成
体感としては「GNUとUnixのコマンド」と「ファイルシステム」まわりの出題が多い印象でした。コマンドは暗記だけでなく、実際にターミナルで打って動きを確認しておくと得点源になります。
102試験の出題範囲
102試験は運用・管理寄りの内容が中心です。
- シェルおよびスクリプト:環境変数、Bashスクリプト作成、引数処理
- ネットワークの基礎:TCP/IP基礎、インターフェイス設定、DNS設定、ネットワークのトラブルシューティング
- システム管理:ユーザーアカウントの追加・削除・変更、cronによるジョブスケジューリング、ローカライゼーション
- 重要なシステムサービス:システム時刻管理、rsyslogデーモンの設定、ログローテーション、メール配送の基本
- セキュリティ:ホストのセキュリティ設定、暗号化、クラウドセキュリティの基礎
- オープンソースの文化:ライセンスの理解、オープンソース開発のしくみ
102試験は「システム管理」と「ネットワークの基礎」からの出題が多く感じました。cronの書式やユーザー管理コマンドは、パターンを覚えるだけでなく意味を理解しておくと応用が利きます。
学習のコツ(分野を知った上で)
出題範囲を眺めると項目数が多く感じますが、実際の勉強法はこちらの記事で書いた通り教材を絞って「参考書で読む→Ping-tで解く」の往復に集中するだけで十分でした。分野ごとの重点を知っておくとPing-tで間違えた問題がどの分野に属するのか把握しやすくなり、復習の優先順位がつけやすくなります。
本番の実際のスコアやPing-tの学習データはこちらの記事で公開しています。
※出題範囲の詳細・最新情報はLPI-Japan公式サイトでご確認ください。


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