前職のアニメ制作進行を辞めたとき、私は仕事そのものが嫌いだったわけではありませんでした。それでも辞める決断をした——今回はその時の考え方をまとめます。
この仕事が嫌いで辞めたわけじゃない
そもそも、私がアニメ業界に入ったきっかけは「アニメはどうやって作られているんだろう」という純粋な好奇心でした。制作進行として1本の作品を企画から納品、そしてオンエアまで見届けたときの達成感は今でもはっきり覚えています。
エンドロールに自分の名前が載る——これは、業界に入る前からの夢でした。その夢はちゃんと実現できました。
「やり切った」という感覚
だからこそ、辞める理由は「嫌になったから」ではありませんでした。むしろ「やり切った」という感覚の方が近いです。目指していたものに手が届いた実感があったからこそ、次のステージに進む決断がしやすかったのだと思います。
疑問から始まって、答えにたどり着いた
「この仕事、一生続けたいか?」——この問いに向き合ったとき私の中で明確な答えが出ました。1日15時間労働が当たり前という環境の中で、10年後、20年後も同じように働いている自分の姿をうまくイメージできなかったのです。
好きなことをやり切った実感があったからこそ、この問いに正直に向き合えたのだと思います。
後悔はしていない。でも、たまに
辞めるという決断自体は、比較的すぐに下すことができました。今振り返っても後悔はしていません。ただ正直に言うと、たまに少しだけ、あの現場の空気や仲間を思い出すことはあります。それは後悔というより良い思い出に近い感覚です。
仕事を辞めるか、悩んでいる人へ
もし今仕事を辞めるかどうか悩んでいるなら、判断の軸としておすすめしたいのが「この仕事、一生続けたいか?」という問いです。
- 10年後、20年後も同じ職場で働く自分の姿がイメージできるか
- 「嫌だから辞める」のではなく、「やり切ったから次に進む」という卒業の選択肢もある
好きだった仕事だからこそ、辞めることに罪悪感を持つ人もいると思います。でもやり切った実感があるなら、それは失敗ではなく次に進むための正当な理由になります。
まとめ
- アニメ制作進行を辞めたのは、仕事が嫌いだったからではなく「やり切った」から
- 判断の軸は「この仕事、一生続けたいか?」という問い
- 10年後・20年後の自分をイメージできるかどうかが決め手になった
- 辞めることは失敗ではなく、「卒業」という前向きな選択肢になり得る
この後、未経験からのIT転職活動を始めた話も書いています。あわせてどうぞ。


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